問屋仕入れとは「小売店ではなく問屋から仕入る方法」を指します。メーカー、問屋、小売店の順で商品が流通していて、せどりの基本は小売店となる家電量販店やスーパー、ドラックストアなどから仕入れをしますが、直接問屋と取引をするのが問屋仕入れです。
小売店を経由しないため卸価格で仕入れができますが、Amazon販売を基本とすると販売手数料などががかかりますので問屋さんから直接仕入れたとしても利益が取れない場合があります。
ただし、利益が見込める商品を問屋から仕入れることができれば、ライバルが少ない状態で大量の商品を仕入れすることが可能となりますので、せどりの利益を大きく上げることに貢献してくれます。
このレクチャーでは問屋仕入れについて紹介していきますので、せどり初心者の方は特に参考にして下さい。
https://youtu.be/ZtI0GdPK_Oo
目次
個人でも取引は可能
結論を言うと、個人でも問屋と取引することは可能です。日本の商品の流通は昔ながらの手法で、メーカーが商品を生産し、問屋が商品を流し、小売店が販売を行うという1つの形ができています。
問屋は個人、法人を問わず商品を買ってくれる取引先であれば、商品を流してくれるというところもあります。もちろん昔ながらの付き合いであったり、企業間の独自の取引がある場合には新規顧客や個人を受け付けないというところもありますので、この点は知っておいてください。
自分で仕入れたい商品があれば、問屋にコンタクトをとり取引してもらえるかどうか交渉していく流れとなります。取引さえできるようになれば、ライバルに差をつけた価格で販売できるようにもなりますので、結果的に大きな利益を出すことにもつながります。
近くに卸売市場があれば見に行ってみて下さい。僕の地元には船橋市場地方卸売市場があり、その中のおもちゃ屋さんで仕入れることがあります。余談ですが僕はもともと、こういった市場にトラックで青果を運んでいました。
その他ネット卸で有名なNETSEA、国分ネット卸があります。リサーチしてみてください。
問屋仕入れリサーチ方法
小売店と違い、問屋から商品を仕入れすることは少々ハードルが高いと思われがちですが、そんな事なくて個人でも問屋さんと繋がることは簡単です。メーカーとの直接取引をお願いすると問屋さんを紹介されることもあります。とはいえ、メーカー仕入れが難しいってこともなく、問屋、メーカーで小売店を探している業者さんは沢山いると言うことは覚えておいてください。
有名なのがビューティーワールド ジャパン – Beautyworld Japanなどの展示会です。メーカーがお客さんへ最新商品の宣伝やお披露目をしている一方で小売店など販売先を探しているメーカーも沢山いますので、行く価値は非常に高いです。
インターネットを活用して問屋をリサーチすることができます。まずは仕入れをしたい商品をある程度絞って、検索エンジンで探します。
例えば、「問屋 おもちゃ」「問屋 DVD」と検索すると多くの問屋のホームページがヒットしてきますので、その中から商品の価格をチェックし仕入れをしていく形となります。
このようにリサーチすることで、問屋を探すことは人脈がなくても個人でも簡単にできます。
問屋仕入れのコツ
まず知っておくべきことは問屋仕入れは小売店仕入れとは全くの別ものということです。問屋をリサーチしたあとは、商品を仕入れするために問屋にコンタクトを取ることになりますが、「メール」「電話」「FAX」でやりとりをすることもあります。
担当者に商品価格、最低取引数、納品時期を確認して、仕入れするので取引に慣れないうちは発注ミスが無いように注意が必要です。問屋というとロット数が大きいというイメージですが、そんなこともなく小ロットで仕入れることができれば最初は試し仕入れで、流れを覚えるために練習して見て下さい。
僕も最近繋がることができた問屋さんは昔ながらの問屋さんで取引はFAXです。最初はFAXが来てないとか予定日に来れないとか、いろいろとトラブルがありました。なにかと最初はトラブルがありますので一気に大量仕入れをして攻めるのではなく、失敗しても収集できる範囲で試し仕入れからスタートしてください。
問屋は小売店と違って、大量に商品を発送する業者となりますので、発注の際に桁数を間違えてしまっても指摘してくれないケースがありますので、誤って大量発注して在庫を抱えてしまわないように注意してください。
初回の仕入れは確認事項が多く大変かもしれませんが、リピートする場合は流れがつかめてくるので比較的、楽に仕入れができるようになってきます。
まとめ
問屋仕入れは、ライバルが少ない状態で安い仕入れ価格で大量の商品を仕入れすることも可能となります。小売店と違い商品の仕入れまでにいくつかハードルがありますが、流れを掴めば2回目以降の発注はそこまで負担になりません。
うまく問屋を活用することで、せどりの仕入れ金額を抑えることだけでなく、販売でもライバルに差をつけた価格を付けることができ、結果的に利益を掴むことができます。
ハードルが高いといっても、インターネットで検索して問屋と直接取引ができれば、特別問屋に対しての知識が必要という訳ではありません。
これまでにやったことがないことに対して行動できるかどうかが肝ですので、初心者でも問屋仕入れにチャレンジしてみることをオススメします。