オートターゲティング?マニュアルターゲティング?なんで2つあるの?どっちがいいの?と悩みますよね。結論はオートターゲティングから使ってデータを集めてからマニュアルターゲティングを検討して下さい。そのやり方について説明していきます。
このレクチャーで学べること
- スポンサープロダクトのオートターゲティングとはなにか?
- スポンサープロダクトのマニュアルターゲティングとはなにか?
- オートターゲティング、マニュアルターゲティングの活用方法
について学べます。
目次
オートターゲティングとは
オートターゲティングとはAmazonが検索キーワードを自動で予想して広告を出稿してくれるターゲティング方法です。ターゲティングとは自分の商品を買ってくれそうなお客さんに狙い撃ちして広告を見せることをターゲティングといいます。
スポンサープロダクト広告には2つのターゲティングオプションがあり、オートターゲティングとマニュアルターゲティングがあります。オートターゲティングは今すぐに商品が欲しいど真ん中のお客さん以外にも、もしかしたら買ってくれるかも?といったお客さんに提案を自動で行ってくれるので、新しいキーワードの発掘にも繋がります。
もし新しいキーワードが発掘されたらそのキーワードを使ってマニュアルターゲティングの広告を開始する戦略もおすすめです。
オートターゲティングのメリットは広告に最も関連性が高く、最もパフォーマンスの高いキーワードをターゲットに設定するよう設計された、高度なテクノロジーを活用できるので時間の節約と新たなキーワードの発掘に繋がります。
オートターゲティングの新たなキーワードの発掘は、商品ページに登録されている単語に対して「ほぼ一致」や「おおまか一致」などで、広告が表示された場合、どの検索キーワードで広告が表示されたのかをレポートをダウンロードすることで確認することができます。
購入率が高いキーワードはマニュアルターゲティングに設定してピンポイントで狙いを定めることができるので入札単価を上げて攻めることができます。
オートターゲティングのマッチタイプ
ほぼ一致: Amazonは、広告の商品が購入客の検索ワードとほぼ一致する場合に広告を表示します。たとえば出品者の商品が「ドップラー400カウントコットンシーツ」の場合、購入客が「コットンシーツ」や「400カウントシーツ」などの検索キーワードを使用すると、広告が表示されます。
大まかな一致: 出品者の商品が購入客の検索ワードと大まかに一致する場合に広告が表示されます。たとえば出品者の商品が「ドップラー400カウントコットンシーツ」の場合、購入客が「ベッドシーツ」や「バスタオル」などの検索キーワードを使用すると、広告が表示されます。
代替商品: 購入者が出品者の商品と類似した商品の商品詳細ページを閲覧している場合に、広告が表示されます。たとえば出品者の商品が「ドップラー400カウントコットンシーツ」の場合、「300カウントコットンシーツ」や「クイーン400カウントシーツ」などを含む商品詳細ページに広告を表示します。
補完商品: 出品者の商品を補完する商品の商品詳細ページを購入者が閲覧している場合に、広告が表示されます。たとえば出品者の商品が「ドップラー400カウントコットンシーツ」の場合、「クイーンキルト」や「羽毛枕」などを含む商品詳細ページに広告を表示します。
マッチタイプ
より引用
オートターゲティング開始時のポイント
まず、オートターゲティング開始時のポイントをしっかり抑えて成果を出すためにはオートターゲティングのメリットとデメリットについて理解をしておく必要があります。
オートターゲティングのメリット
大きく分けて3つあります。
- キーワード選定をしないので時短できる
- 売上に繋がっているキーワードがわかる
- 意外なキーワードの発見がある
キーワード選定をしないので時短できる
Amazonスポンサープロダクト広告のオートターゲティングはAmazonのアルゴリズム(計算方法)で自動でキーワードを抽出して、広告の商品に類似したキーワードと商品がターゲットに設定され、自分でキーワードを考えなくていいので、時短することができます。とはいえ、オートターゲティングでインプレッションが伸びない場合は改善が必要となります。
売上に繋がっているキーワードがわかる
ターゲティングの詳細画面から、インプレッション、クリック数、クリック率、注文数などの幅広いデータが収集できるため、どのキーワードがクリック数が多く、クリック率が高く、注文に繋がっているのかひと目で確認することができます。そのあとに、マニュアルターゲティングでそのキーワードだけのターゲティングにすることで無駄な広告費を削って売上を最大化するためのデータを集めることができます。
意外なキーワードの発見がある
オートターゲティングの意外なキーワードの発掘は、商品ページに登録されている単語に対して「ほぼ一致」や「おおまか一致」などで、広告が表示された場合、どの検索キーワードで広告が表示されたのかをレポートをダウンロードすることで確認できます。
例えでお伝えすると、スクラビングバブルという掃除用品があるんですけど、セット商品で「スクラビングバブルセット」のキーワードで狙いを定めて、商品タイトルを考えて商品ページを作って、オートターゲティングで広告を回していたのですが、以外にも検索需要が大きい「掃除セット」のキーワードで需要があり、注文数が多くありました。
キーワードの的を絞って「スクラビングバブルセット」を狙っていったのですが、結果、「掃除セット」の方にも露出を広げてくれたということになります。この結果から、マニュアルターゲティングで「掃除セット」にすることで無駄な広告費を抑えることに繋がって行きます。
オートターゲティングのデメリット
- 無駄に幅広く広告が出てしまう
- データがまとまるのが遅い
無駄に幅広く広告が出てしまう
インプレッションが少ないキーワードや関係のない商品ターゲティングをされてしまうことがあります。
データがまとまるのが遅い
Amazonではオートターゲティングの運用を少なくとも2週間は様子を見て情報収集することが推奨されています。
よりよい効果を目指すために
オートターゲティングでより良い効果を目指すためには、デメリットでもある、データ収集の目安として2週間の広告運用が推奨されています。より正確な売上に繋がっているキーワードや、意外なキーワードの発見をするためには2週間以上の広告運用が基本的に必要と考えて下さい。
注文に繋がるキーワードがわかればそのデータを元にマニュアルターゲティングで広告費の節約に繋がっていきますのでしっかりデータ収集をしていきましょう。
マニュアルターゲティングとは
マニュアルターゲティングとは自分で選んだキーワードを設定するキーワードターゲティングと商品やカテゴリーの関連性によりターゲティングする商品ターゲティングを設定することができます。
ターゲティングの使い分けはキーワードターゲティングは宣伝商品に関連したキーワードのターゲティングやオートターゲティングで効果の高かったキーワードをターゲティングすることができます。
商品ターゲティングは、宣伝商品に関連したキーワードのターゲティングやオートターゲティングで効果の高かったASINをターゲティングすることができます。
スポンサープロダクト広告の「オートターゲティング」、「マニュアルターゲティング」は一般的に、マニュアルターゲティングにした方が効率は良いと言われていて、最初はオートターゲティングで設定を行い、少なくとも2週間はそれで様子を見て情報収集を行う。
その後に「売り上げに繋がらない」「関連性の低い」キーワードやASINをネガティブターゲティングに設定する、もしくは「売り上げに繋がる(可能性のある)」キーワードやASINでマニュアルターゲティングを設定するやり方が効率的です。
現状でもオートターゲティングで十分効果が出ているということであれば、あえてそうする必要はないかもしれませんが、より効率性を求め、購入可能性のある層にアプローチしたいということであればマニュアルターゲティングを検討してみてください。
オートターゲティング、マニュアルターゲティングの活用方法
僕の例でお話すると、「チョコレート詰め合わせ」を狙って商品ページを作ってオートターゲティングで出稿しました。その結果、マッチした「駄菓子詰め合わせ商品」、検索用語「チョコ詰め合わせ」、「お菓子の詰め合わせ」で注文数が比較的多かったので、これらでマニュアルターゲティングでセットして商品画像、商品ページを工夫し、クリック率やユニットセッション率(商品ページに訪れた人のうち、どれだけの人が購入に至ったか)を上げることができれば売上を伸ばすことができそう。
こんな感じでオートターゲティングでデータを集めて次の戦略を立てたり、新しく類似商品で新規商品の広告出稿するときに、このデータを使うとピンポイントでお客さんにアプローチすることができるので無駄な広告費を抑えることができます。
まとめ
まずはオートターゲティングで2週間データ収集を行い、オートターゲティングで十分効果が出ているということであれば、現状維持。より効率性を求め、購入可能性のある層にアプローチしたいということであればマニュアルターゲティングを検討してみてください。