Amazonに出品していてもなかなか成約率が上がらない、競合商品にシェアが偏っているなどお困りではないでしょうか?売り上げをあげる方法は簡単です。Amazonスポンサーディスプレイ広告を活用する。
このレクチャーではAmazonへ出品している商品の効率的な広告形式であるスポンサーディスプレイ広告の使い方からメリット、デメリットまでを分かりやすく解説していきます。
目次
スポンサーディスプレイ広告の使い方
Amazonスポンサーディスプレイ広告の出稿をするためにはどうしたらよいのでしょうか?この章では広告の設定方法をレクチャーします。スポンサーディスプレイ広告出稿手続き
1:キャンペーンを作成する、キャンペーン名” ”開始日” ”終了日” ”1日の予算” の4項目を決定します。2:商品を選択する、広告として掲載したい商品を複数点選択します。この時、関連性が高い商品に絞り設定する事で事項の設定が簡単に(綺麗に)できるようになります
3:クリエイティブを設定する。商品の”ロゴ”と”見出し文”を設定します。「クリエイティブをカスタマイズ」にチェックを入れない場合は自動生成される機能もついています。
この設定は2の選択した商品すべてに適応されるため注意が必要です以上で広告の設定は完了です。早ければ1-2時間(クリエイティブ自動生成の場合)、最長3日(カスタマイズした場合)で審査が完了し承認されれば掲載が開始されます。
スポンサーディスプレイ広告の効果
Amazonスポンサーディスプレイ広告の出稿する事でどのような効果が得られるのでしょうか?この章では広告を出すことによる効果をレクチャーします。スポンサーディスプレイ広告で効果を見込める3つのポイント
ポイント#1:競合商品ページからの集客を見込める
競合商品ページを閲覧している際に掲載されるスポンサーディスプレイ広告からの集客(PV)を見込むことができます
ロゴや見出し文に他の商品にない魅力を追加することでユーザーの興味や関心を引くことが出来るでしょう
ポイント#2:商品のブランド認知をあげることが出来る
他商品ページに掲載されるスポンサーディスプレイ広告のクリエイティブを設定することで自社商品のブランディングを促進できます
ロゴや見出し文にブランド認知ができるキーワードを入れることで検索数が増加し集客につなげることが出来ます
ポイント#3:見込み顧客開拓に繋がる
比較的新しい分類のスポンサーディスプレイ広告は他の広告形式(スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告)ではアプローチできなかった新規ユーザーをターゲティングする事が可能です。
※スポンサープロダクト広告/スポンサーブランド広告は「現在の行動データ」に基づきターゲティングするのに対しスポンサーディスプレイ広告は「過去の行動データ」に基づきターゲティングを行う仕組みです。
メリット、デメリット
ここまでAmazonスポンサーディスプレイ広告の使い方と効果を解説しました。ここからは、スポンサーディスプレイ広告のメリットとデメリットをレクチャーします。
スポンサーディスプレイ広告のメリット
高い訴求力を持ち、CTR(クリック率)とCVR(コンバージョン率)が向上します。カートボックス付近に広告掲載枠が配置されており、検索商品(購入検討)との直接比較対象になる為、競合商品閲覧ユーザーの流入が期待できます。
また、購入検討中のユーザーが競合商品と比較した上で流入してくる為、必然的に成約率が上がるのです。競合させるのではなく類似商品ページに関連商品としての掲載をすることでユーザーの流動させることもできる為、潜在顧客へのアプローチにも効果が見込めます
スポンサーディスプレイ広告のデメリット
広告配信、掲載枠が商品詳細ページのみになる為、他の広告と比較してアプローチできる範囲が狭くなります。また、出稿に申請・承認を必要となるので掲載までに時間が掛かります。
今後の話ですが多くの企業(個人)が参入してくる可能性が考えられるため競合が増加するほど入札額が高額になり、広告費用が掛かるかもしれません。
注意ポイント
では、実際にAmazonスポンサーディスプレイ広告を出稿するにあたり、注意点をお伝えします。スポンサーディスプレイ広告出稿時の注意点
#1:他の広告形式と併せて効果的に活用する
ここまで解説したスポンサーディスプレイ広告ですが、もちろん万能ではありません。Amazonにはスポンサー広告にはプロダクト広告/ブランド広告/ディスプレイ広告の3種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
広告毎の得意分野を把握し、自身の求める効果を最大限に発揮する広告への出資をすることが必要になります
#2:掲載する商品に関連性を持たせる
使い方で説明した通り、広告のロゴ、見出し文は設定したすべての商品に共有で添付されます。この時関連性のない商品を一緒に設定してしまうと商品と見出し文に相違が生まれ、顧客の不信から商品ページへの流入を見込むことが出来ません。
また、ブランディング戦略としても広告の質低下に伴いブランドイメージの低下を招く恐れがありますこの部分については効果との背反になりますので特に注意が必要になります
#3:費用対効果を試算し運用コストを把握する
スポンサーディスプレイ広告は掲載回数に関係なく、クリック課金型(ユーザーが広告をクリックした回数*単価で費用が発生)となります。クリック当たりの広告費(入札額)は設定から変更できるためいつでも変更が可能です。
掲載時に設定して放置ではなく、運用しながら費用対効果を試算し適切な入札額を調整しましょう。気が付いたら売り上げは上がらないのに広告費ばかり高額になっていたなんてことも・・・
以上、注意点を解説しました。スポンサーディスプレイ広告は特性を把握し、メリットを活かし、気を付けて運用すれば非常に費用対効果の高い汎用性のある広告形式と言えます。
まとめ
Amazonスポンサーディスプレイ広告の活用方法が見えてきましたか?Amazonとはユーザーが任意のキーワードで商品を自由に選択して購入に結び付けるサービスです。
競合商品ページに比較対象として広告を掲載する、類似商品ページに関連対象として広告を掲載する等、非常に成約率の高い広告であり訴求力が高いため費用対効果に優れます。
最後に振り返りとしてスポンサーディスプレイ広告の出稿までの流れをまとめます。キャンペーン名・開始日・終了日・1日の予算の設定商品を選択する。関連性が高い商品を纏めて選択するクリエイティブを設定する。
ロゴ・見出し文を設定する広告を掲載する。承認後自動的に運用が開始する