カート取れてますか?って言われても最初は意味がわかりませんよね。カートボックスを獲得することが早く売るコツなのはわかったけど、最安値にしてるのに全然売れない。僕も初心者の頃は同じ悩みがありました。
このレクチャーではショッピングカートボックス獲得するためのヒントをお伝えしていきます。
Amazonはショッピングカートボックス獲得に関する基準やロジックの詳細は、サイト全体の公平性を保つために公開していないので明確な答えはありません。Amazonもお客様が満足できる買い物ができるように日々工夫をしていますのでショッピングカートボックス獲得のロジックは日々進化していくと考えてください。
大前提Amazonの企業理念は「地球上で最もお客様を大切にする企業」です。あなたもすべてこのことから考えていくと、Amazon販売で成功することができます。商品を買い占めて故意に価格を高騰させて販売したり、家電量販店の展示品を新品で販売したり、お客様が喜ばないような販売方法は今後なくなっていくでしょう。
話を戻しまして、Amazonはショッピングカートボックス獲得するためのヒントは公開していますのでここからヒントを読み取っていきましょう。
まずは、わからない方もいると思いますのでAmazon販売でのカートを取るとは?からお伝えしていきます。もし、わかっていたとしても復習で最初から読んでください。
目次
Amazon販売でのカートを取るとは?
Amazon販売では一つの商品ページでみんなで販売をしています。そのため基本的に最低価格の出品者が優先で販売ページ①に入って、その他の出品者は②に入って順番に並んでいるイメージです。「カートを取る」とは①に入ってトップページを取るということになります。Amazonではショッピングカートボックス獲得と言います。
ほとんどのお客様は③の「カートに入れる」から購入するのでカートを取っていたほうが販売機会が増えるということになります。
このカート取得率(カートを取る確率)についてはAmazonで明確な基準を公開していないので、いろいろな意見がありますが基本的にFBA出荷(Amazon倉庫からの出荷)で最低価格の出品者がカート獲得率が高いとされています。
カートを取る=トップページで販売する。(ショッピングカートボックス獲得)カートを取れることのメリットは販売機会が増えることで売上があがります。
ショッピングカートボックス獲得要件
- ショッピングカートボックス獲得するための要件は
- 注文不良率
- その他のパフォーマンス指標
- 商品と共に購入者に提供されるショッピング体験全般
- Amazon.co.jpで出品している期間と取引の数
- 出品形態が「大口出品」であるかどうか
一つずつ説明していきます。
注文不良率
注文不良率はセラーセントラル→パフォーマンス→アカウント健全性から確認することができます。
1%未満に抑えることが一つの指標です。注文不良率には3種類あります。低評価率(低評価とは、星1つまたは2つの評価を指します。)、Amazonマーケットプレイス保証申請率、クレジットカードのチャージバック率
初心者さんは気をつけてください。販売数10個で低評価1をもらってしまうと注文不良率は10%になってしまい、同じ問題が続くとアカウント停止する可能性が高くなってしまいます。
その他のパフォーマンス指標
その他のパフォーマンス指標とはAmazonで出品するためのパフォーマンス目標と規約を遵守することが影響します。セラーセントラル→パフォーマンス→アカウント健全性から確認することができます。
商品と共に購入者に提供されるショッピング体験全般
配送スピード、商品ページの工夫、豊富な決済方法、購入後のサポートなど
Amazon.co.jpで出品している期間と取引の数
アカウントの年齢、商品の売上。商品毎に販売期間が長い商品はカート獲得率が非常に高いです。
出品形態が「大口出品」であるかどうか
FBAに商品を入れてプライム出荷を使ってね!ということですが3年以上自己発送で販売実績のあるページに相乗りしたらカート獲得出来ませんでしたのでAmazon.co.jpで出品している期間と取引の数は重要度が高いと予想できます。
ショッピングカートボックス獲得のチャンスを高めるポイント
- 価格
- 在庫状況
- 配送
- カスタマーサービス
価格
せどりで相乗り出品の場合、最安値に合わせるのが基本ですが、早く売りたいためにカート獲得率を上げるには価格を下げたり、ポイント付与することしかありません。
価格を下げるな!ザコ!アホ!!し◯!!!という人もいますが無視してください。どんどん下げて早く売り捌いていきましょう。相乗り出品、価格競争を辞めるには新規商品を自分で作って行きましょうね。
せどりで保留テロや嫌がらせをしてくる先輩たちはすぐにぶち抜いていけますので今はコツコツAmazon販売の経験値を積んでいってください。嫌がらせ、価格競争する商品の販売は辞めて、次の商品を探してみてください。
ショッピングカートボックス獲得率を確認する方法はAmazonの販売ページを見て自分がカート獲得出来ているか目視してください。相乗り商品の場合、Amazonの販売ページを見ている地域なのか、FBA倉庫の位置も関係してるのか、タイミングで人によってカート獲得している出品者が違う場合があります。
その他のやり方としてセラーセントラルトップ画面の真ん中少し右上の指標から出品商品全体のショッピングカートボックス一位率を確認することができるのと、ペイメント→ビジネスレポート→(子)商品別詳細ページ 売上・トラフィックで個別のカート獲得率を確認することができます。
在庫状況
在庫を切らさないようにする。とはいえ、在庫を切らさないようにたくさんの在庫を補充しなくても、売り切ってから商品を補充しても大丈夫です。購入率が高くて販売期間が長い商品は少しの期間(一週間くらい)在庫切れをしても在庫補充すればすぐに上位表示されて売れていく商品データもあるので過剰在庫にならないように調整していきましょう。金子はAmazon販売の経験から販売期間が大事ということがわかってきました。販売実績はコツコツ積み上げていきましょう。
配送
Amazonが推奨してるようにAmazon倉庫からプライム出荷が良いと思います。しかし、ここでも販売期間が影響します。仮に自己発送者が3年近く販売している商品にFBA出荷で相乗りしてもカート獲得ができませんでした。正確には自己発送者よりカート獲得率が低かったんですね。
僕が2%以上のポイント付与で価格を下げてやっとカート獲得が出来ました。
カスタマーサービス
1つ目にアカウントの健全性が評価されています。セラーセントラル→パフォーマンス→アカウント健全性から確認することができます。
2つ目は購入前、購入中、購入後に顧客にサービスを提供すること。僕たちができることは何でしょうか?
購入前、商品ページの工夫。商品画像が汚いとか、よくありますよね。推奨されていない白抜き画像じゃない場合は修正依頼をしてきれいなページに直しましょう。
購入中、商品についての質問の回答、支払い方法。購入後、評価のコメントへの返信、残念ではありますが、お客様からのクレーム、返金、返品などの連絡があった場合は丁寧に速やかに対応することを心がけていきましょう。
まとめ
ショッピングカートボックスを獲得するためには、ショッピングカートボックス獲得要件を確認する
- 注文不良率
- その他のパフォーマンス指標
- 商品と共に購入者に提供されるショッピング体験全般
- Amazon.co.jpで出品している期間と取引の数
- 出品形態が「大口出品」であるかどうか
次にショッピングカートボックス獲得のチャンスを高めるポイントを抑えて運営していきましょう。
- 価格
- 在庫状況
- 配送
- カスタマーサービス
「Amazon.co.jpで出品している期間と取引の数」ここが重要です。信用を積み上げていきましょう。