この記事で学べること
- AmazonビジネスレポートASIN別指標の見方
- ビジネスレポートの活用方法
- 1商品で売上を伸ばすための販売戦略について
目次
ビジネスレポートのASIN別指標の見方を解説
ASIN別詳細ページ売上・トラフィックの各項目について説明していきます。更にその項目を見てどのように活用していけばいいのか解説していきます。
(親)ASIN、(子)ASIN
親、子というのはバリエーションのことでASINとはAmazon Standard Identification NumberAmazonの略でAmazonの識別番号です。「Tシャツが親」で「サイズ、カラーが子」です。商品ごとに注文数量やユニットセッション率を見ることでバリエーションの人気、需要を確認することができます。
商品名
Amazon商品ページ記載の商品名
SKU
SKUとはストックキーピングユニット(Stock keeping Unit)の略で、僕たちがAmazonで使うSKUは、個人の管理番号です。
同じASINの商品の場合、ドンキで仕入れた炊飯器か、イオンで仕入れた炊飯器か、わかるように管理番号を付けるのにSKUを使います。
セッション
商品ページを24時間以内に購入者が訪問した回数。購入者が他の商品と見比べたり、何度も商品ページを行き来する事があるので、基本的にセッション数よりページビュー数が大きくなります。商品、商品ページのの需給を確認できる
セッションのパーセンテージ
自社商品のすべてのセッション合計数に対して、特定の商品がどれくらいの割合を占めているかをあらわしています。この項目を確認すると自分が販売中の全商品のうち、お客さんののアクセスがが集中している商品と、全然見られていない商品が分かります。
逆にお客様にたくさん見られているけど、カートボックス獲得率が低く売れていない商品がわかったりします。
ページビュー
お客さんが商品ページに来た回数。ストアフロント(出品者の販売ページ)やブラウズノード(検索結果)で表示された商品ページはカウントされません。
※セッションとページビューの違い
1人が商品を2回閲覧した場合、セッション=1、ページビュー=2となります。
ページビュー率
全商品の総ページビューに対する、特定のページビューの占める割合を示す比率。自社商品の中で多くのお客さんが購入を迷っていたり他社商品と比べているであろう商品がわかる。
カートボックス獲得率
カートボックス獲得している割合。カートボックス獲得とは購入ボタンがある枠の中に販売者として入っているかどうか。
カートボックス獲得ができているのに売れないのはセッションが少なすぎるのか?販売価格が高いのか?仮説を立てる指標になります。
カートボックス獲得できていない場合も競合が多くて獲得できていないのか?販売価格があっていないのか?仮説を立てる指標になる。
注文された商品点数
そのまま注文された商品点数
注文された商品点数B2B
amazon businessを登録している法人(通常の個人向けAmazonより少し安く購入できるサービス)
B2Bとは企業間の取引のことです。個人のお客さんではなく会社のお客さん
ユニットセッション率
商品のページを表示した人数に対して、購入された商品数の割合(%)。販売数量をセッション数で除して求め、パーセント単位で表示している
販売数10、セッション100=ユニットセッション率10%
100人のお客さんが興味を持って商品ページに来てくれたら10人のお客さんが購入してくれる。ユニットセッション率が高い商品ページを参考にすることができる。
ユニットセッション率B2B
amazon businessを登録している法人さんからのユニットセッション率
注文商品売上
注文のあった商品の売上、販売個数を確認して仕入れの指標にできる。1ヶ月で100個売れていたら現在の需要も考えて機会損失がないように120個多めに仕入れようかなと考える。
注文商品売上B2B
amazon businessを登録している法人さんから注文のあった商品の売上
注文品目総数
注文品目総数。同じ商品を1人のお客さんが10個買った場合は注文商品点数は10、注文品目総数は1とカウントされます。まとめ買いしてくれる商品を確認することができるのでセット商品を作るのもありかも!?と仮説を立てることができる。
注文品目総数B2B
amazon businessを登録している法人さんの注文品目総数
Amazonビジネスレポートの活用方法
まずはビジネスレポートで確認してほしいのは月間の販売個数を確認して機会損失や過剰在庫を発生させないように仕入れに役立てて下さい。
その他、カートボックス獲得率とユニットセッション率を工夫して上げていくことが大事です。あいのりでカートボックス獲得率を上げるにはいろいろな指標がありますがFBAに入れてマメに価格改定をして最安値をキープまたは1円でも多く値引きしてカートボックス獲得率を上げて下さい。
オリジナル商品の場合はユニットセッション率を上げて行きましょう。金子の場合ですが商品画像、商品タイトルの変更で2倍以上ユニットセッション率が上がったこともあります。もっと試行錯誤すればこの数字は上げることができると考えています。
ネット物販のユニットセッション率の平均値は2〜5%くらいだと言う人が多いのですが商材によって変わってくるのであくまで参考程度にして下さい。類似商品がないようなニッチな商品だったり、この商品しか買わない!といったリピーターが多い商品は100%近くになることもあるからです。
売上を伸ばすための販売戦略について
せどりで仕入れた商品とはいえ、自分ひとりで販売している商品がもしあれば、商品画像、商品タイトルの変更をしてユニットセッション率を上げていきましょう。
もともと売れている商品ページをもっと売れるようにする方法は、広告をかけてクリック率を測定し、ユニットセッション率を上げていく方法があります。Amazonの広告運用もマスターしていくことで何でも自分の商品が売れるようになりますのであなたが覚えるタイミングが来たらマスターして下さい。
もともと売れていた商品ページをいじるのは手間と失敗するリスクもありますので、金子の場合は類似商品ページを作り、そのページでテスト販売をしていきます。テスト結果が良ければ「商品詳細ページの変更リクエスト」をしていく流れです。
金子の類似商品の作り方は「おまけ付き〇〇商品」にしています。
iQOSギフトラッピング付きなど(金子が作ったページではありません。参考ページです。)
セラーセントラルトップページ右上の検索窓に「商品詳細ページの変更リクエスト」と入れて検索して下さい。そこから商品詳細ページの変更リクエストができます。
ASIN別詳細ページ売上、トラフィックの見方まとめ
ビジネスレポートの各項目の意味を理解できたら、指標を見てカートボックス獲得率を上げるための工夫を考えたり、商品画像、商品説明を工夫してユニットセッション率を上げていきましょう!