あなたは広告予算の決め方を考えていて調べていることはとてもナイスです!僕は「売れれば良い」というだけの考えで、いつも勢いで広告をぶん回すだけ、広告を見直し、評価、改善をしていませんでした。
しかし、200万円以上の広告費を使っただけの経験があり、データも溜まっていて、スポンサープロダクト広告ではちょっとだけ先輩です。ぜひ、僕の考えを参考にしてあなたの売上を伸ばしてくれたら僕は嬉しいです。
このレクチャーでは予算の決め方、予算調整、入札のコツを詳しくお伝えしていきます。
目次
広告予算の決め方
広告予算の決め方はスポンサープロダクト広告を使う目的によって異なります。大きく分けて2通りあります。
- 販売テストの場合、クリック単価から逆算する
- 直近の販売数を伸ばすためには損益分岐点から予算を逆算する
販売テストはクリック単価から逆算する
金子のスポンサープロダクト広告を使う目的は新規商品ページを狙ったキーワードで上位表示させ、需要を確認するためです。その基準に100クリックで、売れるか、売れないかを確認していきます。例えば、クリック単価が30円の場合、100クリックで3000円の広告費を使うことになります。
金子の基準は100クリックまでで、売れるか、売れないか、確認していきます。100クリック中、1個でも購入されたら合格、売れない場合は商品ページ、販売価格など要改善なので広告はストップします。インプレッションが伸びない場合の金子の独自の基準は、3日間、広告を回しても100クリックされない場合は広告をストップし改善していきます。
3日間のテスト期間を設けてる理由は、例えば早めの準備としてトレンドを狙った商品のテストをする場合、8月に「ハロウィン」のキーワードでは需要がないのでインプレッション(広告が表示された回数)が伸びません。ハロウィンは10月だからまだ需要がない。
しかし、全く需要が無いわけではないので3日間で100クリックになり、1個でも売れたら、ハロウィンの時期は期待大!?という予想を立てることができます。
市場が大きく需要がある商品は、商品名、キーワードにピッタリの商品ページが出来れば1日で100クリックは行きます。ニッチな市場は行かない場合もあります。
直近の販売数を伸ばすため損益分岐点から予算を逆算する
直近の販売数を伸ばす理由は直近の売上を伸ばすと、検索順位が上がるからです。検索順位が上がる要因のひとつなんですけど、金子の感覚的に狙ったキーワードの中で売上を伸ばすと検索順位が比較的早く上がります。
広告予算の決め方は例えば1個の販売で1,000円の利益が出る場合、1個販売に対して1,000円の広告費を使えることになります。そして、直近で月間の販売目標を100個にした場合、1ヶ月で10万円の広告費を使えることになり、30日で割ると1日3,333円の広告予算が使えることになります。しかし、それでは利益が出ないので、利益を出すためには1日3,333円以下にする必要があります。
商品カテゴリーで変わってきますが、競合他社が多かったりすると無理やり検索順位を上げるために広告予算赤字でも売上を作って検索順位を上げることもあります。
- 販売テストの場合、クリック単価から逆算する
- 直近の販売数を伸ばすためには損益分岐点から予算を逆算する
スポンサープロダクト広告の予算の設定方法はこちらを参考にしてみて下さい。
広告キャンペーンマネージャーの使い方
広告キャンペーンマネージャーとは、Amazonで商品を発売するためにスポンサープロダクト広告を設定するための機能のことを言います。Amazonで広告を掲載すれば検索結果上位につけることが可能です。特にオリジナル商品を販売する際は活用して下さい。ここでは選べる広告プランについて説明します。
スポンサープロダクト広告
商品に対して設定する広告です。設定してすぐに運用が可能です。オートターゲティングかマニュアルターゲティングを選び、クリックあたりに支払う額を設定します。
入稿画面冒頭のキャンペーン名、開始日、終了日、1日の予算、ターゲティングの種類、キャンペーンの入札戦略を入力して各キーワードもしくは商品を選択します。
スポンサーブランド広告
スポンサーブランド広告は主にお店自体を露出する広告です。3つ商品を選択してロゴとカスタム見出しを追加してターゲティングにして設定するキーワードと費用を決めます。広告を登録してから運用出来るまで審査を通過しなくてはなりません。通過しないケースもあります。
入稿画面冒頭のキャンペーン名、開始日、終了日、1日の予算を入力します。次に「商品コレクション」、「ストアスポットライト広告」、「動画」の中から広告フォーマットを選択しますが、商品コレクション以外は審査が必要です。商品コレクションを選んだ時、「Amazonストア」と「新しいランディングページ」が選べますが新しいランディングページは別途審査が必要です。Amazonストアを選んだら店舗紹介ページの作成が出来ます。
スポンサーディスプレイ広告
スポンサーディスプレイ広告は商品やオーディエンスを選択して1日あたりの予算、入札額、広告の商品を選択して作成します。スポンサーブランドに登録済の場合のみ使用できます。
キャンペーン名、開始日、終了日、1日の予算、広告グループ名を入力して商品名を選んで登録します。
広告レポートのダウンロード
広告キャンペーンマネージャーではダウンロード可能なレポートにはスポンサープロダクト広告とスポンサーブランド広告に関するアカウントごとのデータが表示されます。レポートをダウンロードしてキーワードや予算の参考にしていきます。
スポンサープロダクト広告のレポートに含まれるもの:ターゲティングレポート、広告対象商品のレポート、購入者レポート、検索用語レポート、掲載枠レポート、期間別パフォーマンスレポート
スポンサーブランド広告のレポートに含まれるもの:キーワードレポート、キーワード掲載枠レポート、キャンペーンレポート、キャンペーン掲載枠レポート
入札に関するテクニック
広告レポートをダウンロードしても入札や予算に関してどのように調整すればよいのか、数あるテクニックの中でも代表的なテクニックを説明していきます。
入札戦略の種類
動的な入札-ダウンのみ: Amazonが購入する確率の低いクリックだと判断した場合、自動で入札額を引き下げます。
動的な入札-アップとダウン: Amazonが購入する確率が高いクリックと判断した場合は入札額を高く引き上げ、確率が低いクリックと判断した場合は入札額を引き下げます。
固定入札額: 全ての場合において固定の入札額が使用されます。
入札戦略の選び方
僕のおすすめは「動的な入札-アップとダウン」です。Amazonのアルゴリズムが、売上につながる可能性に基づいて、Amazonが入札額を引き上げたり、引き下げたりします。
広告が関連性の高い商品検索に対して表示された場合、売上につながる可能性が高いインプレッションの獲得をサポートするために、Amazonがリアルタイムで入札額を引き上げます。反対に売上につながる可能性が低いインプレッションの場合は入札額を引き下げます。
まとめ
Amazonスポンサープロダクト広告を出すからには効果的な広告を作成して購入に繋げたいですよね。予算や入札のコツをつかんで売上アップを目指しましょう。
Amazon広告にはメインとなる出稿方法が3種類があります。スポンサープロダクト広告、スポンサーブランド広告、スポンサーディスプレイ広告。それぞれ広告レポートで成果を確認することができます。以上になります。