インプレッションの増やし方をお伝えしていきますが、ロングテール戦略も忘れないようにして下さい。ロングテール戦略とは、需要が多いキーワードだけに頼るのではなく、その他ニッチで売れない商品の販売量を積み重ねることで、全体の売上げを確保するという理論です。
例えば、「充電器」というビックキーワードがあれば、「充電器 モバイルバッテリー アンカー」と月間検索数が100というニッチなキーワードでも購入者がいれば、そのキーワードをターゲティングし続ける意味があります。このようにニッチキーワードでも数を増やすことで全体の売上を伸ばすことに繋がっていきます。
多くの出品者は今すぐに売上を伸ばしたいと考えているので、ビックキーワードだけをターゲティングしがちです。僕たちはニッチキーワードも探して積み上げていきましょう。
とりあえず、今日はキャンペーンを作ったけどなかなかインプレッションがあがらないと悩んでいるあなたに、インプレッションをあげるコツや対策をまとめました。
このレクチャーでは商品のインプレッションが伸びない原因や対策についてわかりやすく解説していきます。具体的には
- インプレッションが伸びない理由
- インプレッションを伸ばすコツ
- インプレッションを伸びない時の対策
をステップバイステップでお伝えしていきます。
目次
なぜ、インプレッションが伸びないのか
インプレッションが伸びない理由は、そもそも、年間を通して検索需要がない商品か、何かしらの理由でAmazonのアルゴリズム(計算方法)からはずれてしまっていることになります。
おもちゃカテゴリーに家電を出品しても伸びないし、タイトルにキーワードをいろいろ詰め込みすても伸びません。セット商品でやってしまいがちなのは全部のキーワードをタイトルに入れてしまう。
チョコ、コーヒー、アイス、グミ、ラムネ、お菓子詰め合わせ、こんな感じで商品タイトルを作ってしまうと、お客様も分かりづらいですね。他にも大げさな例で言うと、桜が咲いている時期に「お祭り」や、「ハロウィン」のキーワードは伸びないわけです。
とはいえ、インプレッションが伸びても購買率が上がらないと意味がありません。お客様の検索意図をリサーチしてお客様が探している商品を検索結果上位に出せるように工夫していきましょう。
インプレッションを伸ばすコツ
インプレッションを伸ばすコツは、広告レポートとキャンペーン内容をこまめに確認して原因を特定して下さい。広告レポートを分析して、インプレッションが少ない原因を考えて下さい。
そもそもの検索ワード自体に対してインプレッションが少ないのか、検索ワード自体は良いが商品のシェアが低い、商品自体の需要がないのか、原因を追究しその項目の修正を行います。
画像のクリック率も確認してみて下さい。クリック率が低いということは、クリックが少ないということなので、商品画像が検索キーワードとマッチしていなかったり、魅力が掛けている可能性があります。基準としてクリック率は1%以上が好ましいと覚えておいて下さい。
先程も言いましたが、セット商品でやりがちなのが、全部の商品のキーワードを入れて、タイトルがゴチャついてる場合があります。ぱっと見で読むのが嫌になるくらいです。ここは客観的に見てもらったほうがいいので、第三者にフィードバックをもらいましょう。「買うならどっち?」と競合他社の商品と比較してフィードバックをもらうと、より洗練されます。
タイトルの付け方はAmazonが推奨している型があります。「メーカー、ブランド名+商品名+仕様(入数)」順にする。これを参考にタイトルは考えてみて下さい。シャープ(メーカー) スティッククリーナー ハイグレード EC-VR3S-N(商品名) 軽量 1.3kg ゴールド (仕様)
検索需要はツールで確認してください。競合他社がいる、いないでも影響してくるのですが、基本的には4桁、5桁の月間検索数があるか確認して検索需要があるキーワードの商品を作っていきましょう。
僕が使っている無料のAmazon検索数ツールはキーワードゲッターGoogle拡張機能とAmazon Keyword Tool – Ahrefsです。どちらも無料で使えますがキーワードゲッターが調子悪い時にAmazon Keyword Tool – Ahrefsを使う感じです。無料でも月間の営業利益100万円を達成してるのでとりあえず十分だと思います。
インプレッションが伸びないときの対策
インプレッションを伸ばすコツは大きく4つのポイントがあります。
- 商品ページを確認する
- 入札金額や広告予算を確認する
- 設定キーワードを確認する
- 広告方法を再検討する。
以上のポイントを説明していきます。
1.商品ページを確認する
検索ワード自体が良くても商品ページに該当する検索ワードが入っていない、又は少ないと広告が表示される順番に影響していきます。特に商品名は検索ワードに対して強い反応がありますので今一度商品名を含めた商品ページを確認して下さい。
インプレッションが増えたところで購入につながらないと広告費は増すばかりで意味がありません。購入者の目線になり、わかりやすく読みやすいページ作りを心掛けましょう。また、在庫不足になると広告は表示されないので合わせて注意してください。
2.入札金額や広告予算を確認する
まずは該当する広告が1日の予算オーバーしていないかを確認してください。予算がオーバーしてしまうと広告は表示されません。したがってインプレッションも頭打ちになり売上を取りこぼしていることになります。
次にそれぞれのキーワード、又は商品ターゲットへの入札金額を確認して下さい。入札金額の推奨はほぼ毎日変更されます。毎日推奨金額に合わせるだけでもインプレッションが変化する可能性が高いです。細かい確認の積み重ねがインプレッションやコンバージョンに繋がることもあります。
3.設定キーワードを確認する
そもそもの検索キーワードが当たっていないという原因の場合は、検索キーワードの見直しを考えましょう。検索ワードの見つけ方はたくさんあります。例えば「レディースシューズA」を売りたい場合、実際にAmazon検索窓に「レディースシューズ」と入力してみると「レディースシューズ 赤」とサジェストキーワードが自動で出てきます。購入者も同じ画面が出ているわけですからそのキーワードをクリックする可能性は非常に高いことがわかります。
先程紹介した無料のAmazon検索数ツールで確認してみて下さい。キーワードゲッターGoogle拡張機能とAmazon Keyword Tool – Ahrefsです。どちらも無料で使えますがキーワードゲッターが調子悪い時にAmazon Keyword Tool – Ahrefsを使う感じです。無料でも月間の営業利益100万円を達成してるのでとりあえず十分だと思います。
4.キャンペーン内容を再検討する
どんなに原因を追究して対策をしてもインプレッションが増えない場合は、キャンペーン内容を再検討して下さい。例えばマニュアルターゲティングで設定しているところをオートターゲティングにして地道にレポートをとって検索キーワードや予算を割り出す、入札戦略を「固定額入札」にしているが「動的入札-アップとダウン」に変更するなど内容を変えてみてください。
まとめ
インプレッションが増えないと不安になりますが、原因は必ずあります。その原因を探しながら修正していきましょう。今回の内容を復習します。インプレッションを増やすにはインプレッションが伸びない原因を調べる。具体的に
- 商品ページを確認する
- 入札金額や広告予算を確認する
- 設定キーワードを確認する
- 広告方法を再検討する。
競合他社がいる場合は、商品ページ、入札金額は競合他社を上回らなければなりません。商品ページの商品画像、タイトルは第三者に見てもらってフィードバックをもらって下さい。競合他社を超えるページを作っていきましょう。以上になります。