電脳せどりにかかわらず、商売をする上で粗利を理解しておくことは大切です。粗利が何を指すのか分からない方も多いのではないでしょうか?
粗利とは売上総利益のことを指します。【売上―原価(仕入れ価格)=粗利(売上総利益)】と、式としてはシンプルです。このレクチャーでは電脳せどりの平均粗利や利益の計算方法、原価に含まれるものについて解説しています。
目次
せどり平均粗利
電脳せどりの平均粗利は新品だと15~20%が粗利の目安になります。イメージとしては、1,000円の売上(100%)―800円の原価(80%)=200円の利益(20%)
粗利は大きければ大きいほど良いです。粗利が低いと薄利多売になってしまい、より多くの商品を売らなければなりません。粗利が低い場合は、原価の金額を抑えるか、売上金額を上げることが大切です。
利益の計算方法
売上総利益でもある粗利の計算方法は至ってシンプルです。まずは粗利を求め、次に粗利率を求めます。
粗利は前述したように【売上―原価】で求めることができます。電脳せどりの売上が1,000円、原価が700円だったとしましょう。1,000―700円=300円、粗利は300円になります。
粗利を計算した上で、粗利率を求めます。粗利率は【(粗利÷売上)×100】で求めることができます。(300÷1,000)×100=30%、よって粗利率は30%になるのです。
つまり原価700円の物を1,000円で売った場合、粗利は300円で粗利率は30%ということが分かります。
せどり必要経費について
電脳せどりの経費として、下記のものが挙げられます。
- 売却した商品の購入費(仕入代)
- 発送した商品の梱包費や送料
- 電脳せどりに関する書籍やセミナー代
- 電脳せどりでかかった電気代(水道光熱費)
- 電脳せどりでかかったスマホ・パソコン代(通信費)など
上記の例でいくと、電脳せどりにおける原価は【仕入れ代+梱包費+送料】になります。原価とは、あくまで売り上げた商品に直接関連する経費部分です。書籍やセミナー代、電気代などは直接的ではなく間接的に関わっているので、経費ではありますが原価には含めません。原価とは売上に直接関わった経費のことを指しているのです。
まとめ
- 「売上―原価=粗利(売上総利益)」、つまり粗利とは売上から仕入代など原価を引いた数字
- 電脳せどりの新品の平均粗利は20%ほど、15~20%が粗利の目安になる
- 「1,000円(売上)―700円(原価)=300円(粗利)」
- 粗利率は「(粗利÷売上)×100」で求める 「300円(粗利)÷1,000円(売上)×100=30%(粗利率)」
- 原価とは、あくまで売り上げた商品に直接関連する経費部分 例)「仕入れ代+梱包費+送料」など 電気代や通信費は間接的に関わっているので、原価には含めない
電脳せどりだけに限らず、商売をする上で粗利を理解しておくことは大切です。粗利が低いことに気付かないままだと、いつまで経っても収入は増えません。適切な粗利を常に把握することが、ステップアップへの近道になるでしょう。