せどりを行ううえでの注意点が、確定申告の必要性です。重要でありながら、意外と知らずに見過ごしてしまっている人が多いのが現状です。
このレクチャーでは、電脳せどりを行ううえで知っておきたい確定申告について解説していきます。
目次
確定申告をやらなくてはいけない人
お金を稼ぎ、利益を出している場合は基本的に確定申告をして税金を納める必要があります。それ副業であっても同様です。確定申告を行う必要性の可否については、一定の条件があります。
- 副業でも年間の利益(所得)が20万円を超えた場合
商品仕入れ時や発送時に支払った配送料、通信費や移動費などの経費は差し引いて考えます。せどりを始めるのに購入したパソコンやプリンターなどの電子機器や段ボールや緩衝材などの物品も経費とみなされます。
純利益分を明らかにするためにも、必ず経費にかかった領収書や各種明細書を保存しておく必要があります。
確定申告のやり方
せどりを行い利益を出すのであれば確定申告が必要となりますが、その方法についてご存知ない方も多いかと思います。税務署や申告といったワードを耳にするだけで、何となく面倒なイメージを思い浮かべてしまいますよね。
確定申告のやり方としては、自身で行う方法と税理士に依頼する方法の2パターンあります。
自身で行う方法については追って詳しく説明しますが、税額が大きい場合や、コスパを考慮して申告手続きを行う時間や手間を省くことができることを考えると、はじめから税理士に依頼するのも一つの方法です。
実際、ある程度、稼いでいる人は、はじめから税理士に依頼するケースが多いです。
自身で確定申告を行う場合
自身で確定申告を行う場合の流れをみてみましょう。
- 帳簿や書類を整理する
- 確定申告書の作成方法を選択する
- 申告書の選択を行う
- 申告書を作成する
- 管轄の税務署に確定申告する
- 所得税を支払う
確定申告は期間があり、毎年2月~3月15日前後が一般的です。確定申告について不明な点がある場合には、税務署で相談することができますが、上記の期間は例年申告する人であふれかえっているので、この時期を外して相談するようにしましょう。
開業届、青色申告
せどりを行い一定額以上の利益を出した場合には確定申告の必要性がありますが、スムーズな申告、納税のために準備しておいた方がよいものについてご紹介します。
開業届
せどりを行うにに開業届を提出すれば後に紹介する青色申告が可能となります。開業届というと、何となく難しそうな気がしますが、届出書自体は最寄りの税務署あるいは国税庁のホームページから入手することができますし、書類に記入のうえ税務署に提出するだけなので難しくはありません。
開業届を提出する際の注意点は、2点あります。
- 開業届の控えを受け取っておく
- 都道府県庁にも開業届を提出する
今後もせどりを行っていくのであれば、開業届が必要となる場面もあるかもしれません。早めに届け出を出しておくと安心です。
青色申告
確定申告には、青色申告と白色申告があります。先ほど確定申告のやり方としてご紹介したのは後者の白色申告であり、誰でも申告することが可能です。
ただ、節税効果を考えると青色申告を選択すべきです。
- 最高65万円の特別控除を受けられる
- 3年間の赤字繰り越しが可能
- 家族の給与も経費として計上可能
など青色申告ならではの特権があります。青色申告はあらかじめ「所得税の青色申告承認申請書」を提出する必要があります。申請書の提出はその年の3月15日までと決められており、それまでの各種書類の準備をしなければなりません。
確定申告で安心!電脳せどりを正しく行おう
電脳せどりで一定以上の利益を計上した場合には、必ず確定申告が必要となります。万が一、申告漏れがバレてしまった場合には、ペナルティが課せられることもあります。
安心してせどりを行うためには、正しく申告することが重要です。確定申告のやり方についてご紹介しましたが、不明点や疑問がある場合には、税務署に相談してみましょう。
正しい知識をもって、せどりを行っていきましょう!